オタク、家を建てる

ひょんなことから家を建てることになった記録

オタク、家を建てる ~注文住宅に決めるまで編その2~

こんにちは、おじいです。
前回の続編です。

 

さて、諸々検討の結果「素敵な建売物件」を探していた我々ですが十数件見ているうち、気になる物件が2件出てきました。

1件は、玄関を開けた瞬間からヒノキの香りに包まれる、木質感たっぷりの家。
もう1件は、これから建築予定の物件であるものの、予定されている間取りも外観もいわゆる「建売っぽさ」がなく、とてもオシャレで垢ぬけて見えたもの。

ただしどちらも駅から非常に遠く、将来的に職場が完全リモートワークになる見込みも薄いのでバス通勤となることは必至。
悩みつつも、後者のほうがまだ駅から近かったためこちらにしようかと真剣に検討を始めました。

ということを考えているという話を、物件の位置や金額など交えてなんとなく夫が彼の両親に雑談として話したところ……、

 

「それなら土地あげるから、そこに建てれば?」

 

義両親曰く、
過去に相続でもらった土地を駐車場として使用しており、リタイア後はそこに家を建てて住もうと思っていた。
ただ二人が今考えている物件と、その土地からの通勤時間を比較すると大きな差はない。
それどころか駅からは徒歩圏内だし、上物代だけで良くなるのだから、むしろこっちのほうがいいのでは?
自分たちの駐車場や老後はどうにでもなるので気にしなくていい。
二人さえ良ければぜひそこに建てると良い。

……義両親から土地をもらって家を建てるなどというイベントが自分の身に発生するとは思っていなかったため、大いに戸惑いました。
それは夫も同じだったようで、その場では即答せず、まずはその土地と付近の視察に向かったのでした。

 

つづく。